不良給食非難集会開いた正義党幹部の二面性

 「不良な衛生状態の給食がどうして子どもたちの口に入ったのか、徹底して解明しろ」

  2年前に教育当局に向かってそう叫んでいた正義党大田市支部の幹部が身体障害者向けの夜学を直接経営し、周辺の学校から給食で残った米飯とおかずをもらい受け、夜学の給食として出し、政府の補助金を着服していたことが判明。警察が捜査に着手した。

  教育部国立特殊教育院と大田市教育庁によると、障害者向け教育施設「ハンウル夜学」は昨年4月から周辺のA高校から給食で余った食べ物の一部をもらい受け、障害者の学生に出していた。今年7月からは政府が支援する市・道別障害者生涯教育機関モデル運営事業に選定され、政府の補助金を受け取っている。11月までに総額6000万ウォン(約538万円)規模だ。補助金を受給しても、同施設は周辺の高校で余った食べ物を給食に使い続けた。給食の余りを夜学に支援していたA高校の校長は「支援が必要だとの要請があり、善意で給食の一部を支援したのだが、こうして利用されるとは思わなかった」と話した。

  ハンウル夜学は給食業者から実際には給食を調達していないにもかかわらず、政府補助金で代金決済だけを行い、その上で返金を受けていた。共謀した給食業者も正義党に関連があり、同党大田西区地域委員長のJ氏が理事長を歴任した団体だ。ハンウル夜学はこうした手口で総額233万ウォンを着服した。ハンウル夜学は政府の支援金のうち、講師費用400万ウォンも着服した疑いが持たれている。講師を虚偽登録し、政府支援金で費用を支払った後、人材派遣業者からキックバックを受け取る手口だったとされる。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/09/27/2019092780144.html

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