自殺を企図した韓国児童、昨年史上最多

自殺を考えた小中高校生は709人…7年で19倍に、うち小学生は58人 学生精神健康センターの予算は5年で6億ウォン減

  昨年709人の小中高校生が自ら命を絶とうとしていたことが分かった。教育部(省に相当)がこれに関する調査を始めた2011年以降で最も多かった。また、このうち144人は実際に極端な選択を下している。教育部が9月18日、自由韓国党のクァク・サンド議員に提出した「小中高校生の自殺現況」に盛り込まれた悲劇的な統計だ。教育界からは「心理的に困難な状況に置かれた子どもたちのための画期的な対策作りが必要だ」と指摘する声が上がっている。

  一方で、こうした状況に置かれた児童生徒のカウンセリングを支援する「学生(児童生徒)精神健康支援センター」の予算は、年々減り続けている。2015年の15億4600万ウォン(約1億3900万円)から今年は9億3600万ウォン(約8400万円)と、5年で6億ウォン(約5400万円)以上も削減された。予算を増やし対策を講じても足りない状況で、現実はこれに逆行しているのだ。翰林大学医学部精神科のホン・ヒョンジュ教授は「ノイローゼを訴える子どもたちは自殺・自傷コンテンツに接すれば、そのまま極端な選択を下す可能性が高い。市や道の教育庁と地方自治体で直接精神科の専門医を雇用して、ノイローゼを抱える児童生徒たちをケアし治療するシステムを構築しなければならない」と主張する。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/09/27/2019092780135.html

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