金剛山観光巡り韓国政府が北に実務協議を提案、北は中国にラブコール

 韓国統一部(省に相当)は28日、金剛山観光を巡るさまざまな問題について話し合う実務協議を北朝鮮に提案した。北朝鮮が今月25日、金剛山地区にある韓国施設の撤去問題について「文書の交換による合意」を提案してから3日後のことだ。北朝鮮は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長自ら肉声で「南側施設撤去後の独自観光方針」を明言し、すでに韓国との「つきあい」を拒否する意思を明確にしたため、韓国からの今回の提案を受け入れるかは未知数だ。外交関係者の間からは「北朝鮮はすでに『金剛山観光のパートナー』を韓国から中国にシフトし、これを活性化する方策を模索しているのでは」などの見方も出ている。 ■韓国政府「まずは会って話を」  韓国統一部の李相旻(イ・サンミン)報道官はこの日のブリーフィングで「政府と現代峨山は今朝、(開城の)南北共同連絡事務所を通じ、北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会と金剛山国際観光局にそれぞれ文書を送った」「北側が提起した(撤去)問題を含め、金剛山観光について協議を行う当局間による実務協議の開催を提案し、観光事業者(現代峨山)がこれに同席することを伝えた」と明らかにした。政府は「都合の良い時期」に金剛山で協議を開催したいと提案したようだ。金正恩氏による「全て撤去せよ」との指示は受け入れることができず、南北が協力する方式で金剛山観光を再開し、活性化の方策を模索したいという趣旨だ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/10/29/2019102980053.html

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