現代重工業の大宇造船海洋買収、海外で初承認

 現代重工業グループは29日、カザフスタン競争当局が同社による大宇造船海洋買収を承認したと発表した。現代重工業と大宇造船海洋は売り上げがある韓国、中国、日本、欧州連合(EU)、シンガポール、カザフスタンの6カ国で企業結合審査を受けており、承認されたのはカザフスタンが初めてだ。カザフスタンでは大宇造船海洋が2014年、3兆ウォン(約2800億円)規模の陸上原油生産プラント事業を受注し、現在進行している。

  競争法が最も厳しく、企業結合の承認で最も重要な意味合いを持つEUとは4月から事前手続きを行っており、来月にも審査に入る。中国は今月28日、同国造船1、2位の中国船舶工業集団(CSSC)と中国船舶重工集団(CSIC)の合併を承認しており、現代重工業の企業結合審査も順調に承認されるとみられる。CSSCとCSICの合併には韓国による企業結合審査も必要だ。

  日本政府は昨年11月、韓国政府が大宇造船海洋に違法な補助金を支給したとして、世界貿易機関(WTO)に提訴している。最近悪化している韓日関係などを考慮すると、合併に反対する可能性もある。現代重工業は「大宇造船海洋の買収手続きが支障なく進むように努力していく」と説明した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/10/30/2019103080003.html

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