イルベ発言の仁憲高教師、「脱核国土巡礼」に生徒と参加

ボランティア活動を口実に参加を誘導  チョ・グク前法務長官を批判した生徒たちに対し「イルベの会員か」などと述べたとして仁憲高校(ソウル市冠岳区奉天洞)の国語教師が批判を受けているが、この教師はこれまでも与党・共に民主党に近い太陽光発電組合と共に学校の校舎に太陽光発電施設を建設し、さらに反原発・脱核イベントを複数回にわたり開催してこれに生徒たちを参加させていたことが28日までに分かった。

  教師は2015年4月、周辺の新林高校や国思峰中学校などの生徒たちも巻き込み「太陽の足跡」と題した脱核キャンペーンを行った。最大で8時間のボランティア活動という名目で生徒たちを参加させたという。さらにこの年には仁憲高校の生徒たちを反原発市民団体主催の「脱核国土徒歩巡礼」にも参加させていた。原子力発電所のある地域を徒歩で回りながら、原発の弊害や新規の原発建設中断を訴えるイベントだった。教師は2013年にも「ボランティア活動の点数が稼げる」として脱原発団体が主催する「地球村電灯切りイベント」に仁憲高校の生徒70人以上を参加させた。

  仁憲高校は「政治偏向教育」との批判を受け、校内で対策に乗り出した。生徒たちによると、校内放送では最近「メディアに報じられた内容は歪曲(わいきょく)されたもの」「真実は明らかになるだろう」「フェイクニュースが相次いでいる」など10秒前後の内容が定期的に流されているという。

  仁憲高校の教師たちを批判する外部団体から受けた「被害事例」の募集も行われている。全校生徒に配布されたA4用紙1枚の事実確認書には「登下校の際、授業中、休憩時間などにサイバー空間で在学生や外の人間によって被害を受けた事例があれば、5W1Hの原則に基づいて知らせてほしい」と記載されている。これについて校内の偏向教育に反対する生徒たちの団体「学生(生徒)守護連合」は「学校は外部の批判勢力を『太極旗部隊』などとレッテル貼りし、生徒たちに大々的な誘導尋問を行っている」と指摘した。

  今月22日にソウル市教育庁のホームページに掲載された「仁憲高校政治教師と校長への懲戒を求める誓願」には6日間で9813人が署名した。誓願者は「まだ価値観が形成されていない高校生に対し、強制的にイデオロギーを注入した教師たちを懲戒してほしい」と訴えている。ソウル市のチョ・フィヨン教育監(教育委員会に相当する教育庁のトップ)は昨年6月「1万人の生徒や父兄が提案すれば、教育庁に回答を義務づける市民誓願制を導入する」と約束した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/10/29/2019102980055.html

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