「20分間の警報音で修能試験が台無しに」 悔しい受験生が国民請願

 忠清南道天安市の高校で大学修学能力試験(修能)を受けた受験生が、約20分間にわたり警報音が鳴り響き修能が台無しになったとして悔しさを訴えた。

  青瓦台(韓国大統領府)のホームページにある国民請願掲示板には「センサーの警報音によって修能の数学試験が台無しになりました」と題する請願が投稿され、28日現在までに900人が賛同した。

  請願者によると、修能が行われた14日、天安にある高校の試験会場で午前11時ごろ天井のセンサーが誤作動し、教室内の明かりが点滅し、20分ほど警報音が鳴り続けた。

  請願者は「監督官たちは状況を確認しただけで、何ら措置を取らず、結局技術者が来てセンサーを取り外した」として「警報音のせいで集中力が途切れ、今まで受けた試験の中で最も低い等級となった。これまでの努力が水の泡になり、悔しい」と訴えた。

  その上で「学校と教育庁(教育委員会に相当)側に問い合わせた結果、(救済措置など)できることは何もないとの答えだ」として「人によっては人生のかかった試験であり、これまでの努力は何物にも補償してもらえないのに、こんな風に何の対処もなくあしらわれるのは間違っている」と指摘した。

  これに関連し、忠清南道教育庁の関係者は「民願が寄せられたため学校側に確認したところ、センサーの誤作動の事実を確認した」として「現段階で学校と道教育庁側は、残念ながら補償する方法がなく似た事例もないとして、現在は内部で検討中」と説明した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/11/28/2019112880282.html

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