韓米が15日に定例安保協議 韓日GSOMIAなど議題に
【ソウル聯合ニュース】韓国と米国の国防当局が15日にソウルで定例安保協議(SCM)を開く。鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官とエスパー国防長官が共同で主宰し、両国の国防・外交担当高官が出席する。米国は、韓国が終了を決定した韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の維持や在韓米軍の駐留経費負担(思いやり予算)の増額を求めており、韓米の協議の結果が注目される。 軍事機密を共有するために韓日が結んだGSOMIAの失効は今月23日午前0時に迫っており、米国は終了決定を撤回するよう韓国に強く要求してくるとみられる。 米国防総省のホフマン報道官は7日(現地時間)の記者会見で、エスパー氏の訪韓中にGSOMIAの問題についても議論すると説明し、「われわれはそれが解決されるのを見たい」と述べた。 韓国政府は、日本が輸出管理の優遇対象国「グループA(旧ホワイト国)」から韓国を除外した措置を元に戻すなど態度を変えない限り、GSOMIAの終了決定に変化はないとの立場だ。 今回のSCMでは、北朝鮮が今年12回にわたり潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を含むさまざまな短距離飛翔(ひしょう)体を発射した意図を分析し、米朝非核化交渉などの外交努力を軍事的に後押しする方策も協議する。 韓米は、例年実施していた「ビジラント・エース」のような大規模な合同空中訓練は行わず、代わりに規模を縮小した大隊級以下の合同訓練を継続して実施する方向で調整すると予想される。 米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管を巡っては、韓国軍が権限を行使する軍事能力を持っているかどうかを評価する初期運用能力(IOC)検証を8月に実施しており、この結果を報告する。韓米はIOC検証で、韓国が有事作戦統制権を行使する基本能力を備えていると評価した。 韓国国防部は、韓米は今回のSCMで朝鮮半島の安全保障情勢に対する評価と政策協力、条件に基づく有事作戦統制権の移管推進、未来の安保協力、在韓米軍基地の移転・返還など、幅広い安保懸案について踏み込んだ議論を行う予定だと説明している。 米国防総省は、エスパー氏が訪韓中にSCMに出席し、カウンタパートやその他の韓国当局者と同盟問題を議論すると同時に、朝鮮半島およびインド・太平洋地域の安保・安定にとって互いに重要な懸案に対応するための防衛協力を向上させる意思を改めて確認すると伝えている。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/11/08/2019110880114.html
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