北船員追放、JSA中領が韓国大統領府安保室次長にショートメールで直接報告
鄭国防相「送還は報道を見て知った」
韓国軍や韓国政界では7日、北朝鮮住民二人追放の事実が知れ渡るきっかけとなった「ショートメール」に関心が集中した。このショートメールは、共同警備区域(JSA)の大隊長(中領=中佐に相当)が韓国大統領府(青瓦台)の金有根(キム・ユグン)国家安保室第1次長に送ったものだった。国会予算決算委に出席した金次長の携帯電話に表示されたこのメッセージの内容がメディアで報じられ、波紋を広げた。
国会では、一線部隊の現役中領と青瓦台安保室第1次長の間でショートメールをやりとりするのは不適切、と叱る発言が続いた。国防部(省に相当)の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)長官が「板門店を通して北に送還された事実はきょうのメディアの報道を通して知った」と答弁すると、保守系最大野党「自由韓国党」の白承周(ペク・スンジュ)議員は「指揮系統上、長官がこの事実(送還の事実)を知らずにいるというのは理解できない」と発言した。同党の李柱栄(イ・ジュヨン)議員は「なぜ国防部所属の軍人が送還の過程に全て介入し、これを青瓦台関係者にメールで報告したのか」として「究明が必要」と語った。青瓦台が今回の事件を最初から最後まで全てコントロールしたという証拠、とする主張も出た。
韓国軍からは、一線の軍幹部が指揮系統を経ずに青瓦台首脳部に直接報告したことについて「かなり不適切な行為」という声も上がっている。韓国軍関係者は「青瓦台には、派遣された現役軍人がいる」として「第一線の部隊長が青瓦台安保室次長に報告するのは、指揮系統上はやらないこと」と語った。別の韓国軍関係者は「第一線の部隊長が政権首脳部に情報を提供し、うまく見せようとした行為ではないか」と指摘した。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/11/08/2019110880047.html
韓国軍や韓国政界では7日、北朝鮮住民二人追放の事実が知れ渡るきっかけとなった「ショートメール」に関心が集中した。このショートメールは、共同警備区域(JSA)の大隊長(中領=中佐に相当)が韓国大統領府(青瓦台)の金有根(キム・ユグン)国家安保室第1次長に送ったものだった。国会予算決算委に出席した金次長の携帯電話に表示されたこのメッセージの内容がメディアで報じられ、波紋を広げた。
国会では、一線部隊の現役中領と青瓦台安保室第1次長の間でショートメールをやりとりするのは不適切、と叱る発言が続いた。国防部(省に相当)の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)長官が「板門店を通して北に送還された事実はきょうのメディアの報道を通して知った」と答弁すると、保守系最大野党「自由韓国党」の白承周(ペク・スンジュ)議員は「指揮系統上、長官がこの事実(送還の事実)を知らずにいるというのは理解できない」と発言した。同党の李柱栄(イ・ジュヨン)議員は「なぜ国防部所属の軍人が送還の過程に全て介入し、これを青瓦台関係者にメールで報告したのか」として「究明が必要」と語った。青瓦台が今回の事件を最初から最後まで全てコントロールしたという証拠、とする主張も出た。
韓国軍からは、一線の軍幹部が指揮系統を経ずに青瓦台首脳部に直接報告したことについて「かなり不適切な行為」という声も上がっている。韓国軍関係者は「青瓦台には、派遣された現役軍人がいる」として「第一線の部隊長が青瓦台安保室次長に報告するのは、指揮系統上はやらないこと」と語った。別の韓国軍関係者は「第一線の部隊長が政権首脳部に情報を提供し、うまく見せようとした行為ではないか」と指摘した。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/11/08/2019110880047.html
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