韓国のお茶の間や映画館で受け入れられている北朝鮮ファンタジー

『愛の不時着』『白頭山』など北朝鮮をモチーフにしたドラマや映画相次ぐ 北朝鮮の単語がリアルタイム検索ワードランキング浮上で話題 一部ネットユーザー「北ポン」と批判 「飢餓の実情をおとぎ話のように描き美化・歪曲ひどい」との指摘も

  「南朝鮮のドラマを見ていると、十中八九は記憶喪失患者ですね。資本主義ではよくある病気なんだそうですよ」「へえ。米帝(米国)のコーラをたくさん飲んだからか?」

  北朝鮮の兵士たちが無邪気な表情でかわすやり取りに笑いが巻き起こった。tvNドラマ『愛の不時着』のワンシーン。最近、大衆文化界の主要モチーフとして北朝鮮が浮上している。北朝鮮の人々が主人公のドラマや映画が相次いで放送・公開され、北朝鮮の言葉がポータルサイトのリアルタイム検索ワードランキングに入っている。北朝鮮特有の文化を表すポスターや壁画がデザインのモチーフとしても浮上している。観客500万人を突破した映画『白頭山』も北朝鮮武力部所属リ・ジュンピョン(イ・ビョンホン)が主人公だ。韓国特殊戦司令部大尉のチョ・インチャン(ハ・ジョンウ)があたふたしているのとは違い、リ・ジュンピョンは厳しく鋭い。一部にはこれを「北ポン」(プクポン=北朝鮮に陶酔しているという意味)と呼ぶ人もいる。 ■お茶の間まで「北ポン」

  28日午後、リアルタイム検索ワードランキングに「クィッテギ」という単語が入った。『愛の不時着』で北朝鮮の子どもたちが盗聴監室所属兵士の息子を「お前、クィッテギの息子だって?」と責め立てるシーンがあったからだ。クィッテギは「盗聴する人」を意味する北朝鮮の隠語だ。事実、『愛の不時着』が放映されると、直後にインターネット上の各コミュニティー・サイトにドラマに登場した北朝鮮の言葉をまとめた投稿が増える。「キムチウム」(常備菜貯蔵庫)、「手電話」(携帯電話)、「サルカギ」(ダイエット)、「フライカギ」(うそ)などの単語と意味をまとめたものだ。主婦のチェ・ヘインさん(37)は「ドラマを見て友達と北朝鮮の言葉のまねをしながらチャットをすることもある」と話す。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/12/31/2019123180042.html

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