高校に続き中学教科書も…「天安艦爆沈」「ラングーン事件」に触れず

来年の中学校歴史教科書6種類の多くも「左派偏向・現政権擁護的」 北の3代世襲にも言及せず…「韓半島唯一の合法政府」と書いた教科書は1種類だけ 金大中・盧武鉉・文在寅政権の「民主化・平和路線」は紹介するが金泳三・李明博・朴槿恵政権はスルー

  来年3月から韓国の中学校で使われる6種類の検定中学校歴史教科書は、どれも「天安艦爆沈」という表現を使っていないことが分かった。1983年のラングーン事件、87年の大韓航空機爆破事件など北朝鮮の挑発を取り上げた教科書もなかった。48年に国連が韓国を「韓半島唯一の合法政府」と認めたと明確に記述した教科書はたった1種類で、2種類の教科書は延坪島砲撃事件すら取り上げなかった。

  26日に本紙は、韓国政府の検定を最近通過した金星・東亜・未来N・飛翔教育・志学社・天才教育の中学校歴史教科書の展示本6種類を入手し、現代史の部分を分析したところ、このような結果が出た。本紙が最近分析した高校韓国史の教科書8種類と同じく、北朝鮮の挑発を縮小していることが判明した。展示本は、各校における採択のため臨時に配布する教科書だ。韓国の中学校3214校は、この中から1種類を決め、来年1学期から使うことになる。 ■3代世襲に言及した教科書なし  韓国海軍の将兵46人が戦死した哨戒艦「天安」爆沈事件の場合、教科書6種類のうち5種類は元から言及すらしなかった。唯一取り上げた未来Nの教科書は「天安艦事件」という表現を使った。延坪島砲撃の場合だと、4種類の教科書が取り上げた一方、金星・志学社の教科書は記述しなかった。北朝鮮の3代世襲などに言及した教科書もなかった。金日成(キム・イルソン)、金正日(キム・ジョンイル)、金正恩(キム・ジョンウン)と北朝鮮に対する否定的評価がない反面、李承晩(イ・スンマン)、朴正煕(パク・チョンヒ)、全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)政権については「長期独裁政権」など、民主化運動を弾圧して武力で鎮圧したという記述が大きな割合を占めた。ナラ政策研究院のキム・グァンドン院長は「教科書だけを見ると、北朝鮮より韓国の歴代政権の方がはるかに悪い」と語った。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/12/27/2019122780051.html

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