金正恩氏 「攻勢的な政治外交・軍事措置」など7時間報告=党中央委総会

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は31日、朝鮮労働党の中央委員会総会の3日目が30日に開かれ、自主権や安全を保障するための「攻勢的」な政治・外交・軍事的措置を議論したと報じた。金正恩(キム・ジョンウン)党委員長が1日目と2日目に続き、報告を行ったという。    中央通信は総会が続くとして、31日も開かれることを明らかにした。4日目となる31日の総会では会議の結果などを盛り込んだ決定書を作成する見通しだ。ただ、「次の議題として討議することになる重要文書の研究に入った」としたことから、総会が年をまたいで続く可能性もある。  同通信は「朝鮮労働党委員長同志は7時間という長時間にわたり、党中央委員会の事業や国家建設、経済発展、武力建設に関連した総合的な報告を行った」と紹介。対外部門では「国の自主権と安全を徹底的に保障するための積極的かつ攻勢的な政治外交、および軍事的な対応措置を準備すること」について報告したと伝えた。  米朝関係が悪化する場合を想定して軍事的な備えをしておくものの、すぐに「攻勢的」な行動に出るより、米国の動きなど情勢を見極めた上で適切に対応するという意味とも受け取ることができる。  金委員長は「党と国家事業全般に乗り出す問題を包括的に提示し、その解決方向や方法など」を説明。さらに、「社会主義強国建設の抱負と理想を実現するために勝利への進撃の道を力強く切り開いていく」と強調した。   金委員長が言及していた「新たな道」をうかがわせるような具体的な内容はまだ伝えられていない。  一方、中央通信は初日の総会について、「現情勢下でわが党と国家の当面した闘争方向と、革命の新しい勝利を獲得するための重要な政策的問題」を議論したと伝えていた。この「重要な政策的問題」は、非核化交渉をはじめとする対米、対韓戦略を含むとみられる。2020年1月1日に金委員長が発表する「新年の辞」で具体的に示される見通しだ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/12/31/2019123180044.html

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