朴槿恵前大統領は特赦から除外…青瓦台「刑が確定していないため」

 韓国政府が30日に発表した特別赦免の対象に朴槿恵(パク・クンヘ)元大統領の名前がなかった。韓国大統領府の関係者は「朴元大統領はまだ刑が確定していないためだ」と説明した。特別赦免は刑が確定した場合にのみ対象となる。朴元大統領は現在、旧セヌリ党における公認介入容疑で懲役2年の実刑が確定しているが、いわゆる「国政ろう断」「国家情報院特別活動費授受」については今も裁判が進行中だ。

  朴元大統領は歴代の大統領の中では最も長い収監生活を送っており、今年のクリスマスが拘束されてからちょうど1000日目だった。現実問題として朴元大統領が収監生活を終わらせるには「刑の執行停止」しかない。収監者の健康が深刻な状態になるか、収監生活を続けると生命が危険に陥る場合、刑の執行を一定期間停止して社会に復帰させるという制度だ。

  朴元大統領は今年4月と9月に健康上の理由で2回執行停止を申請したが、検察は「服役が不可能なほどではない」という趣旨の理由でいずれも許可しなかった。ただし朴元大統領は今年9月11日、法務部(省に相当)の決定を受けソウル聖母病院に入院して肩の手術を受けた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/12/31/2019123180003.html

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