「来年トランプ大統領にとって最大の外交リスクは北朝鮮」

偵察機で北朝鮮の動向を監視する米国

  北朝鮮が事前に予告した「クリスマスプレゼント」は実行されなかったが、米国は関連する北朝鮮の動向や今後挑発が行われる事態に備え神経をとがらせている。

  米国防総省のイーストバーン報道官は25日(米国時間)「米国は全世界のパートナーや同盟国と共に、クリスマスにおいてもわれわれを守る準備ができている」とコメントした。北朝鮮に対する軍事オプションを含む強硬な対応にも言及した。かつてCIA(中央情報局)モスクワ支局長を務めたホフマン氏もこの日FOXニュースに出演し「金正恩(キム・ジョンウン)氏が何らかの措置を取ることについてはほとんど疑っていない」「(北朝鮮が挑発に踏み切った場合)最初に考慮すべきは、広範囲な軍事オプションとしての韓米合同軍事演習の再開、在韓米軍へのミサイル追加配備、そして外科手術式の精密攻撃だ」などの考えを示した。

  米国の外交専門誌「ザ・ヒル」は「トランプ大統領が2020年に直面する最大の外交リスクは北朝鮮」「もし北朝鮮が長距離ミサイルの試験発射を行った場合、トランプ大統領は再選を意識してこれを無視するか、あるいは『火炎と怒り』の時代に戻るかの選択を迫られる」と指摘した。

  米軍は26日、保有する3機の偵察機「コブラボール(RC135S)」のうち2機を投入するなど、今回偵察機を総動員して北朝鮮の動向を監視した。民間の航空追跡サイト「エアクラフト・スポット」によると、この日コブラボール1機が沖縄の在日米軍嘉手納基地から東海上空に向かい、別の1機も同じ経路を飛行した。コブラボールは最先端の電子光学機器を使って遠距離から弾道ミサイルを追跡できる偵察機で、今回の出撃は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)による挑発の可能性に備えると同時に、北朝鮮の潜水艦基地を監視する目的があったとみられる。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/12/27/2019122780033.html

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