「青瓦台選挙介入」首席秘書官ら13人起訴

 青瓦台の蔚山市長選挙介入事件を捜査してきたソウル中央地検が29日、韓秉道(ハン・ビョンド)元青瓦台政務首席秘書官、白元宇(ペク・ウォンウ)元青瓦台民情秘書官、朴炯哲(パク・ヒョンチョル)元反腐敗秘書官、チャン・ファンソク元均衡発展秘書官室先任行政官、ムン元青瓦台民情秘書官室行政官の「文在寅(ムン・ジェイン)青瓦台」出身者5人を公職選挙法違反で在宅起訴した。文在寅大統領の「30年来の仲」である宋哲鎬(ソン・チョルホ)現蔚山市長と宋炳琪(ソン・ビョンギ)元蔚山市副市長、黄雲夏(ファン・ウンハ)元蔚山地方警察庁長らも同法違反で起訴した。

  この日の起訴対象者は計13人で、選挙不正により青瓦台や与党関係者がこれほど多数、起訴されたのは初めてのことだ。法曹界関係者は「検察が蔚山市長選挙を『野党候補下命捜査』『青瓦台公約支援』『党内競争候補買収』など、青瓦台と与党関係者、警察が合作した不正選挙だとの結論を下したものだ」と話す。

  検察によると、韓秉道元首席秘書官は選挙を控えた2018年2月、宋哲鎬現市長と党内で候補者争いをしていたイム・ドンホ元共に民主党最高委員に公企業の社長の座をあてがい、出馬断念を促した容疑が持たれている。白元宇元秘書官と朴炯哲元秘書官は民情秘書官室で再加工した金起ヒョン(キム・ギヒョン)当時蔚山市長の不正情報を警察に通達していたことが分かった。

  2人はこの日、ソウル東部地検からも「柳在洙(ユ ・ジェス)元釜山市経済副市長監察もみ消し事件」と関連して職権乱用で在宅起訴され、2件の裁判を受けることになった。この情報に基づいて黄雲夏元地方警察庁長は2018年3月、金起ヒョン当時市長が公認された当日、大々的な捜査に着手し、金起ヒョン当時市長はその影響で落選した。

  宋哲鎬現市長は黄雲夏元地方警察庁長に金起ヒョン当時市長の調査を請託した疑いなどを受けている。検察はまた、30日に出頭する予定の任鍾ソク(イム・ジョンソク)元青瓦台秘書室長に対し、その過程に関与していたかどうか調査する予定だ。これまで出頭に応じなかった李光哲(イ・グァンチョル)青瓦台民情秘書官は同日、検察に出頭した。これらを含めると、元あるいは現職の青瓦台関係者7人が事件にかかわったと言える。

  尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長は同日午前、李盛潤(イ・ソンユン)ソウル中央地検庁長と大検察庁指揮部、中央地検捜査チームを招集し、起訴するかどうかの最終意見を聞いたが、反対は李盛潤地検庁長だけで、ほかの出席者は全員「今日起訴しなければならない」という意見だった。青瓦台と与党・共に民主党は正式なコメントを出していないが、内部的には「検察が一線を越えた」と反発している雰囲気だ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/01/30/2020013080004.html

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