武漢在住韓国人の帰国に向け30?31日にチャーター機4機を急派

 韓国政府は28日、「武漢肺炎」の震源地となった中国・武漢に孤立した状態で残っている韓国国民およそ700人の帰国を支援するため、30・31日に4機の専用機を送ると発表した。韓国外交部(省に相当)の李泰鎬(イ・テホ)第2次官は「700人余りの需要があると把握している」とした上で「(専用機が出発する)具体的な日時は中国側との協議によっては変更され得る」と説明した。

  武漢在住の韓国人を帰国させるため韓国政府は旅客機2機をチャーターした。それぞれ1日2回ずつ、時間をおいて計4回飛ばし、700人以上を優先順位に基づいて順次帰国させる計画だ。韓国政府のある関係者は「初日は仁川を出発して金浦に戻り、2日目は出発も帰国も金浦だ」と伝えた。専用機を借りる費用はひとまず在外国民緊急支援予算の10億ウォン(約9300万円)から準備する。その後は搭乗者から1人当たり成人30万ウォン(約2万8000円)、満2-11歳の子供は22万5000ウォン(約2万1000円)、満2歳未満の乳児は3万ウォン(約2800円)を来月28日までに受け取り、費用の一部に充てる予定だ。

  当初、武漢の韓国総領事館を通じて専用機の利用を申し込んだ人の中には、韓国国民の配偶者となった中国国籍の人もいたという。しかし中国政府は中国人の撤収を認めなかったため、彼らは最終的に搭乗者から除外されたという。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/01/29/2020012980065.html

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