金剛山の韓国側施設撤去を延期 新型肺炎対策に専念=北朝鮮が通知
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は30日夜、南北経済協力事業の金剛山観光に関し、金剛山にある韓国側施設の撤去を当分延期すると韓国に通知した。中国を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が拡大しており、防疫に専念する必要があるため。韓国統一部のヨ・サンギ報道官が31日の定例会見で明らかにした。 北朝鮮はソウルと平壌をつなぐ直通電話を利用し、金剛山国際観光局としてこのように通知したという。 北朝鮮メディアは昨年10月23日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が金剛山を視察した際、「見ただけでも気分が悪くなる、みすぼらしい韓国側施設をすべて取り除け」と指示したと報じた。その後、北朝鮮は施設の完全撤去に向け、韓国に文書での協議を要求し続けた。 これに対し韓国は、直接会って協議することを求めるとともに、老朽化した一部の施設を整備するという立場を堅持している。 さらに北朝鮮は昨年末、北朝鮮・開城に置かれている南北連絡チャンネルの一つ、南北共同連絡事務所を通じ、2020年2月までに韓国側の施設をすべて撤去するよう要求する通知文を韓国宛てに送った。韓国は溝が一向に埋まらないとみて通知文に返信せず、やりとりは事実上中断した状態とされていた。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/01/31/2020013180117.html
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