武漢へのチャーター機きょうにも出発 中国が承認=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国政府は30日、新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国・湖北省武漢市に滞在する韓国人を帰国させるために派遣するチャーター機について、中国政府が1機の運航を承認したと明らかにした。同日中に出発できるよう同国政府と協議中だという。    韓国の中央対策本部はこの日午前、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の主宰で関係官庁、地方自治体と会議を開き、政府の対応策を発表した。  政府は武漢など湖北省一帯で孤立した韓国人を退避させるため、早ければ30日午後中にチャーター機1機を武漢空港に派遣する計画だ。正確な出発時刻は中国と協議中だとされる。  政府の当局者は「昨晩中国が1機のみ運航を承認する予定だと通知してきた」とし、「米国や日本からも多数のチャーター機の運航要請があるため、まず1機について許可し、順次要請に応じるようだ」と説明した。  政府はこの日午前10時と正午に仁川空港からチャーター機を1機ずつ出発させ、31日にも2機を出発させる方針だった。  一方、政府は今年の予算に反映された防疫対応システムの構築運営費67億ウォン(約6億1600万円)、検疫・診断費52億ウォン、隔離治療費29億ウォンなど計208億ウォンの防疫対応予算を迅速に執行することを決めた。  また、新型肺炎の国内流入と地域社会への広がりを防ぐため、国防部の職員106人を仁川空港の検疫所などに追加配置する。  肺炎が疑われる患者からの相談や問い合わせに円滑に応じられるよう、疾病管理本部のコールセンター(1339)の相談員を19人から328人に大幅増員する。  このほか、政府は中国政府からの支援要請を受け入れ、500万ドル(約5億4500万円)規模の人道的支援を検討することを決めた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/01/30/2020013080165.html

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