最古の金属活字本「直指」を11カ国語に翻訳 ネットで公開へ=韓国

【清州聯合ニュース】現存する世界最古の金属活字本で、2001年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)に登録された仏教書「直指心体要節」(直指)が11カ国語に翻訳されることが、27日分かった。    韓国中部・忠清北道清州市によると、同市の古印刷博物館が「直指グローバルウェブサイトプロジェクト構築事業」を推進する予定だ。  この事業は、漢文で書かれた直指を韓国語をはじめ日本語、中国語、英語、フランス語、スペイン語、アラビア語、イタリア語など11の言語に翻訳してウェブサイトで公開するもの。  サイトには、直指の解説書や直指の内容をPRするための多彩なコンテンツも掲載されるという。  直指は高麗時代に白雲和尚がさまざまな高僧の法文(仏の教えを説き明かした文章)と偈頌(げじゅ、仏教の教えを記した漢詩の一形態)の中から抜き書きした文章を、1377年に金属活字で印刷したものだ。  直指のグローバルウェブサイト構築事業には計5億4000万ウォン(約5000万円)が投じられる。  古印刷博物館は今月中に委託先の企業を選定し、9月4~8日に開かれる「直指コリアフェスティバル」の期間にサイトをオープンする予定だ。  同博物館の関係者は「直指を世界に効果的に広めるため、各言語でウェブサイトを作ることにした」と説明した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/01/27/2020012780024.html

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