サッカー:韓国、スター不在もチームワークで初優勝=U23アジア選手権

 韓国がアジア・サッカー連盟(AFC)U23(23歳以下)選手権で初優勝した。金鶴範(キム・ハクボム)監督率いる韓国は26日にタイ・バンコクのラジャマンガラ国立競技場で行われたサウジアラビアとの決勝で、延長8分にさく裂したチョン・テウク=大邱FC=の決勝ゴールにより1-0で勝ち、優勝した。DFのチョン・テウクがフリーキックの場面で相手ゴール前まで上がってきて攻撃に加わり、ペナルティエリア左からイ・ドンギョンが上げたボールをヘッドでゴールに入れた。

  韓国は2014年から2年ごとに開かれている同大会で、準優勝1回と4位2回という戦績だったが、優勝したのは第4回大会の今年が初めてだ。

  金鶴範監督は優勝記者会見で、「五輪出場と大会優勝という二兎(にと)を得なければならない難しい大会だった。我々のチームには飛び抜けた選手がいない。一歩でも先に走って犠牲になるワンチームの精神が良い結果をもたらしたと思う」と語った。また、「東京五輪の目標は、2012年の銅メダル以上だ」とも言った。韓国は2012年のロンドン五輪で過去最高成績の3位を記録した。東京五輪のエントリーは18人。このうち23歳以上の選手3人を「ワイルドカード」として入れることができる。

  金鶴範監督は2018年のジャカルタ・アジア大会で金メダルを取った時も、FWのソン・フンミン=イングランド・トッテナム=と黄義助(ファン・ウィジョ)=フランス・ボルドー=、ゴールキーパーの趙賢祐(チョ・ヒョヌ)=蔚山現代FC=をワイルドカードとして使った。金鶴範監督はワイルドカードの構成に関する質問に「まだ話すには早い。(五輪本選の)組み合わせ抽選(結果)も見なければならない。時間をかけて考える」と答えた。韓国代表チームは28日午前に帰国する予定だ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/01/28/2020012880001.html

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