品薄のマスク ネットで1枚360円超=韓国政府が安定に向け供給へ

【世宗聯合ニュース】肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、韓国で使い捨てマスクの品薄が続いている。特に電子商取引(EC)サイトで大幅に値上がりし、最近は1枚当たり平均4000ウォン(約364円)を上回る価格で取引されていることが27日、分かった。  統計庁は通常の価格調査とは別に、6日から実店舗とECサイトでのマスクの平均価格と品切れの割合を調べている。「KF94」という国内規格を満たす保健用マスクの場合、調査対象である約100のECサイトでの1枚当たり平均価格は10日に3616ウォンだった。一時は3400ウォン台に下がったが、最近は4000ウォンを超えている。  一方、大型スーパーや薬局など全国300~400の実店舗の価格は2600ウォン台を維持している。ECサイトより安価だが、品切れの店も多い。  感染拡大前の価格はECサイトのほうが安く、1枚700~800ウォンだった。実店舗は少量販売が多いのに対し、ECサイトは10枚、30枚、100枚入りといった大容量販売が主流なため、1枚当たりに換算すると割安だった。  ところが感染拡大後は品薄となり、ECサイトでの価格は実店舗より速いペースで値上がりした。価格を自由に設定できるという点も作用した。  関係官庁はマスクの需給を調整する作業チームで統計庁のデータを毎日チェックしている。  政府は早ければ27日午後から、薬局や郵便局、農協などをマスクの公的な販売所として1日に計350万枚を供給する予定だ。価格の安定につながるか、注目されている。  統計庁関係者は「今後は値下がりが予想される。来週くらいには(政府によるマスク供給の)効果を見て取れるだろう」と述べた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/02/27/2020022780047.html

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