文大統領弾劾請願の数字巡り論争、青瓦台「フェイクニュース」と主張

 青瓦台の国民請願で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の弾劾要求への同意件数が28日までに120万人を超えた。新型コロナウイルスの事態悪化を受け、直近の2日間だけで100万人以上増えた。しかし、青瓦台ウェブサイトで弾劾請願の参加者数が減ったり増えたりしたという指摘があったほか、大手ポータルサイトのネイバーで「大統領弾劾請願」が検索できないとの声も上がった。青瓦台は「請願に介入していない」として、フェイクニュースには厳正に対処すると反発した。

  青瓦台の請願ウェブサイトには「武漢肺炎事態で中国人の入国禁止措置を取らなかった文大統領の対処は大韓民国大統領ではなく、中国の大統領を見ているようだ」などと批判する「弾劾要求請願」が書き込まれた。請願の参加者は増え続け、27日には100万人を超えた。これに関連し、複数の請願参加者は「増え続けていた大統領弾劾請願の数字が減った後で、再び増えた。青瓦台が操作したのではないか」と疑惑を指摘した。青瓦台国民請願は一度同意すると撤回は不可能だ。あるネットユーザーは「リアルタイムで弾劾請願への同意件数を見ていたところ、突然数百人減り、再び増える現象を数回目撃した」とし、「システムのエラーか操作ではないか」と主張した。このネットユーザーが撮影した動画には、国民請願の件数が100万1208件から100万707件に減少するところが映っている。また、別のネットユーザーも1-2分間隔で撮影したキャプチャー映像を投稿し、「100万人を超えた請願同意件数が突然99万9000人台に減った」「特に99万-100万人の間で数字が減っては増える現象が繰り返された」と指摘した。これについて、「未来を開く青年弁護士会」は「クリック数操作」だとし、青瓦台の国民請願担当者などをコンピューター業務妨害の疑いで検察に告発した。

  しかし、青瓦台関係者は「全国民が見守る国民請願の同意件数に手を加えること自体があり得ないことだ」と反論した。青瓦台関係者は「一部のブラウザでは、短い間隔で更新をすると、過去に臨時保存されたウェブページが表示されることがある。青瓦台では暴言コメントを遮断しただけだ」と説明した。与党支持層の一部からは「弾劾請願の同意件数があまりに急速に増えたが、保守団体がマクロ(反復作業)プログラムを使用したのではないか」との主張も漏れた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/02/28/2020022880158.html

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