集団感染発生の宗教団体教祖を捜査 韓国検察

【水原聯合ニュース】韓国の検察が、新型コロナウイルスの集団感染が発生した新興宗教団体「新天地イエス教会」の教祖、イ・マンヒ総会長(88)に対する捜査を始めたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。同団体の被害者などがつくる「全国新天地被害者連帯」は前日、感染病予防法違反と特定経済犯罪加重処罰法上の横領、背任の疑いでイ氏を告発し、水原地検(京畿道)はこの事件を刑事部に担当させた。  被害者連帯は、新天地側が組織を守るために布教活動などの秘密拠点429カ所、入信待機者7万人と幹部の名簿を公開せず、これが新型コロナウイルスに関する政府の疫学調査を妨げていると主張した。  告発を受けた後、新天地側は入信待機者の名簿を政府に提出した。検察は未提出の集会会場の情報や信者名簿などの確保に乗り出す方針だ。  被害者連帯はまた、イ氏と以前、内縁関係にあったとされる女性が高額の不動産を取得する際に横領が疑われると指摘している。2018年末にイ氏と女性を告発したが、昨年7月に書類送検された後、結論はまだ出ていない。検察はこの事件も調べる予定だ。  検察関係者は「今回の捜査の目的は新型コロナウイルスの感染拡大を防止すること」とし、捜査の内容に対しては言及を控えた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/02/28/2020022880142.html

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