韓米国防長官、防衛費問題で正面衝突

メディア向けの発表資料に「意見の違い」がそのまま表出

  韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防長官と米国のマーク・エスパー国防長官が24日(現地時間)、ワシントンで開かれた韓米国防長官会談において、防衛費分担金の問題で衝突した。両国の国防トップが防衛費問題を巡ってお互い公に反論し合う様子を示すのは異例だ。両国は、会談の結果を発表する報道資料でも「韓米間の立場の差を解消するため、一段と前向きな努力が必要という点で認識が一致した」と発表した。防衛費分担金の増額規模を巡る意見の差を縮められなかった、ということを明確にしたのだ。

  エスパー長官は24日、米国防総省で開かれた共同記者会見でも、韓国を強く圧迫した。エスパー長官は「韓国はもっと多くの防衛費の寄与をすべき」だとして「防衛費は米国の最優先順位」と発言した。

  これに対し鄭長官は「合理的かつ公正な水準で、相互にウィンウィンの(互いに利益のある)方向で速やかに妥結すべきということでコンセンサスを得た」としつつ「ただし韓国政府は、防衛費分担金のほかにもさまざまな直接的、間接的方法を通して在韓米軍の駐屯に寄与してきている」と発言した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/02/26/2020022680028.html

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