韓国初の「完治後に再感染」…自宅隔離中にまた死亡

 新型コロナウイルス感染症が完治したと診断されたものの、退院から6日にして再び発症した韓国初の「再感染」例が確認された。

  これは、京畿道始興市側が28日、「管内在住の25人目の感染者(確定例、女性、74)が退院後に症状が再び現れ、午後に再感染と診断された。この女性は9日、盆唐ソウル大学病院に搬送され、治療を受けた後、追加の症状がなくなり、検査の結果、2回陰性と出たため22日に退院した。27日に保健所に軽微な症状があると自己申告して検査を受け、28日午後5時ごろ感染確定例だとの通知を受けた」と明らかにしたものだ。

  同日はまた、自宅隔離者の中から2人目の死亡者が出た。大邱市側が「27日午前、呼吸困難を訴えて大邱カトリック病院に緊急搬送され検査を受け、自宅隔離で結果を待っていた69歳の女性が28日に死亡した」と発表した。この前日、大邱市内でベッドに空きがなく自宅隔離になっていた74歳の男性が死亡している。大邱市だけでこの日、3人の死亡者が出て、韓国の死亡者は16人になった。

  28日に韓国の感染者数は2000人を超えた。先月20日に初の感染者が出てから1カ月で104人になった。それから六日間で1261人を超えて、28日には2337人に達した。つまり、二日間で感染者数が2000人台にまで増えたのだ。この日は韓国の感染者だけで571人増え、一日に増えた感染者数が二日連続で中国を上回った。大邱地域の感染者は1579人で、新型コロナウイルス感染が始まった中国・湖北省の次に感染者が多く、広東省(1347人)を超えた。

  感染者数は当分の間、急増傾向が続くだろうという見方が優勢だ。28日現在で3万237人が検査結果を待っているが、新興宗教「新天地イエス教」の信者を中心に感染疑い例が増えており、今週末にも新たな感染者が4000人を突破するかもしれないという見通しまである。ソウル大学病院感染内科のチェ・ピョンギュン教授は「最悪の場合、全国民の40%まで感染する可能性がある。このような状況が年末まで続くかもしれないので、備えなければならない」と語った。文化体育観光部の朴良雨(パク・ヤンウ)長官は「当分の間、宗教集会を自粛してほしい」と言った。汝矣島純福音教会や愛の教会など、大手の教会では教会での礼拝を中止し、インターネット礼拝に切り替えることにした。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/02/29/2020022980003.html

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