参戦勇士の弔花は大統領に押しのけられたのか、報勲処「行事後に戻した」

 国家報勲処は30日、西海守護の日(27日)記念式典の際に文在寅(ムン・ジェイン)大統領名義の弔花以外の弔花を目につかない場所に撤去したとの指摘について「公式行事が終了した後、元の位置に戻した」と釈明した。青瓦台(韓国大統領府)は、大統領の弔花のために参戦勇士の弔花を撤去したとの報道を「フェイクニュース」と批判した。

  報勲処は同日、書面で「毎年、西海守護の日の公式参拝行事の際には、参拝スペースが狭いため大統領や首相など主賓以外の弔花は一時的に別の場所に移動し、行事終了後に元の位置に戻している」と説明した。その上で「今回の記念式では大統領が歴代大統領の中で初めて西海守護戦死者一人一人の墓に献花・参拝し、戦死者を礼遇し遺族を慰めたため、参拝スペースや動線などを考慮し、例年と同様に他の弔花は一時的に別の場所に移動させた」とした。報勲処は「公式参拝行事が終了した午前11時40分から20分の間に全て元の位置に戻した」と説明した。海軍と報勲処はこれについて「本来なら、撤去した弔花は午後に元通りにするが、参戦勇士らの抗議により、弔花を午前中に元に戻した」とした。

  これに先立ち今月28日、第2延坪海戦に参戦した兵士、クォン・ギヒョンさん(当時は上等兵)は、墓地周辺で撮影した写真をフェイスブックに掲載した。クォンさんが載せた写真のうち1枚は、墓地の入り口正面中央に文大統領の弔花が単独で設置されている写真で、3枚はほかの人たちが贈った弔花10本以上が丘陵の片側の隅にまとめて置かれている写真だった。出席者たちは「これらの弔花は行事前日まで墓地の入り口に置かれていたが、肝心の行事当日にはこのように片づけられた」と話した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/03/30/2020033080270.html

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