海外流入を徹底管理 隔離違反なら「断固とした法的措置」=文大統領

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は31日の閣議で、新型コロナウイルスを巡り、増えている海外からの流入についてもさらに強力な措置や徹底した管理が必要だとして、「隔離措置に違反する場合、共同体の安全を守るため、断固とした強力な法的措置がないといけない」と述べた。  韓国政府は4月1日から全ての入国者に対し2週間の自主隔離を義務付ける。  文大統領は「国民全員が不便を受け入れ、共同体の安全のため努力しているときに一個人が皆の努力を台無しにすることがあってはならない」と重ねて強調。「新型コロナウイルスの世界的な大流行が日増しに深刻化している」として、「世界的に新型コロナウイルスの影響がどこまで及び、いつまで続くか計り知れない」との認識を示した。  その上で、「他国と比べ、われわれの対応が国際的に良い評価を受けており、事態は徐々に沈静化に向かっているが、確実な安定段階に入るまでの道のりは遠い」とし、不特定多数が利用する施設を通じた集団感染を防ぐことに集中するよう指示した。  4月6日に延期していた学校の新学期の開始に関しては、「現在としては再び延期することが不可避となった」として、「子どもたちを感染症から守り、地域への感染を防ぐためのもので、専門家や保護者、大多数の国民の意思を反映した結果」と述べ、理解を求めた。  また、「教育当局はオンライン(授業での)新学期開始を準備している」として「経験したことのないもので、最初から完璧に行えないが、最大限支障なく進められるよう、準備に万全を期してほしい」と強調した。  一方、26日に開かれた主要20カ国・地域(G20)首脳によるテレビ電話会議で、新型コロナウイルスへの対応を訴えた共同声明を採択したことについて、「全人類が戦っている新型コロナウイルスの戦線で国際協力と連携は戦争の勝敗を分ける武器」とし、「先に経験したわれわれが積極的かつ先導的な役割を果たせるよう、すべての関連官庁が最善の努力を尽くしてほしい」と指示。また、韓国の医療用キットや防疫システムに言及しながら「『メード・イン・コリア』の地位がさらに高まった」として、「われわれの資産を国際社会と共有しながら国際社会の共同対応に寄与していくことを望む」と強調した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/03/31/2020033180170.html

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