検査先送りしてきた?…日本、東京五輪延期後に感染者急増

 日本で新型コロナウイルスが「感染者急増」段階に入ったという不安が広がっている。28日の一日だけで日本全国で一日としては最多の208人の感染者が出たほか、29日にも103人の新規感染者が確認された。特に東京都では25日から三日連続で40人以上の感染者が出て、新規感染者が28日に63人、29日には68人に増えた。これにより、東京都の感染者数は合計430人を記録、ソウルの感染者数(410人、29日午前0時現在)を上回った。東京都では24日以降、新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査を受けた人のうち約半分の感染が判明しており、検査件数を増やせば、さらに多くの感染者が出るという見方もある。

  NHKの報道によると、29日現在、日本全国の新型コロナウイルス感染者はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の感染者を含めて計2539人(死者65人)だという。大規模な集団感染も増えている。東京都台東区内の病院では28日の一日だけで30人の院内感染が確認され、29日にも20人の感染者が追加で明らかになった。千葉県では障害者福祉施設「北総育成園」で計58人の感染が確認された。

  日本で感染者が急増している背景には、東京五輪の延期決定が出る直前の「春分の日」だった20日から3日間の連休時に十分な対応ができなかったことがあると言われている。日本政府と東京都は、それまで五輪への未練を捨てきれず、何の警戒・警報も発令していなかった。ちょうど天気が良く、満開の桜を見るために、人々が外に出たのと重なり、警戒感がなくなっていた。東京都は24日の五輪延期の決定後、「今は重大局面」と明らかにし、「外出自粛」を訴えた。東京都民や大阪府民は先週末、ほとんど外出せずに自宅で過ごしたため都心部などは閑散としていたが、既に警戒令を出すには遅かったとの指摘が出ている。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/03/30/2020033080111.html

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