韓国国内の新型コロナ陽性率急減0.17%

1週間で5500人検査、陽性は10人 専門家「選別診療所運営減らし医療従事者休ませる必要ある」

  0.17%。この1週間(20-26日)、韓国国内の新型コロナウイルス感染症診断検査件数に対する陽性率だ。500人に1人の割合で感染者が出ている計算になる。一部には「感染率が低い時にしばらくの間、新型コロナウイルス検査対象範囲や選別診療所運営の負担を減らし、医療従事者を休ませる必要がある」と声もある。

  疾病管理本部が毎日発表する一日の新規検査件数と感染者数を1週間単位で分析した結果、今月20日から26日までの7日間で、新型コロナウイルス感染症が疑われる人に対する検査が一日平均5518人行われ、約9.6人が陽性だったと28日、発表した。

  1週間単位の検査件数に対する陽性率は、大邱の新興宗教団体「新天地イエス教」信者を中心に感染者が急増した2月の最終週(3.7%)と3月第1週(3.9%)がピークだった。当時は500人を検査すると20人近くが陽性だった。しかし、4月に入って0.53%(6-12日)、0.34%(13-19日)まで低下した。

  国内の累積検査件数に対する陽性率は1.8%で、隣国・日本(8.9%)や英国(28.1%)、イタリア(16.3%)などの欧州諸国よりも低い。ソウル大学医学部によると、22日までの検査件数に対する陽性率は大邱(7.3%)、慶尚北道(2.6%)を除く全国14の市・道で1%未満になっている。京畿道はホームページで検査件数を公表していないため、統計から除外された。

  感染症専門家たちの間では、「国内最悪の新型コロナウイルス感染拡大を防いだ最大の功労者は大々的な診断検査だが、これによる医療従事者の疲労蓄積も深刻だ」という声も上がっている。感染者が再び増えるまでの間だけでも診断検査対象を減らし、選別診療所運営の負担を軽減させ、医療従事者が「新型コロナウイルス感染長期化」に備えられるようにしようということだ。慶尚南道医師会のマ・サンヒョク感染症対策委員長は「疾病管理本部に蓄積されている感染者の統計情報を活用すれば、検査対象者の範囲を今よりも狭められる」と話す。

  新型コロナウイルス感染症発生から100日目に当たる28日に政府が公開した資料によると、医師・看護師など国内の医療従事者3720人が新型コロナウイルス防疫に携わったという。選別診療所は全国613の病院・保健所などにより運営されている。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/29/2020042980004.html

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