1カ月前に習近平は必ず来韓すると言っていた中国大使「外交ルートを通じて議論」

 ソウル駐在の邢海明・中国大使は27日、中国の習近平・国家主席の来韓について「引き続き外交ルートを通じて協議する」と述べた。邢大使はこの日、ソウル市都染洞の韓国外交部(省に相当)庁舎で金健(キム・ゴン)韓国外交部次官補との面会を終えた後、記者団からの「習主席の来韓は今年上半期中に実現するのか」との質問に上記のように答えた。邢大使はさらに「習主席の韓国訪問は非常に重要だ」としながらも「外交ルートを通じて適当な時期に韓国に来られるよう議論するだろう」とも述べた。

  邢大使のこの日の発言は、1カ月前に「必ず」という表現を使ったのとはやや温度差があるとの評価が出ている。邢大使は3月中旬、あるメディアとのインタビューで「時期が決まった状況ではない」としながらも「習主席はすでに文在寅(ムン・ジェイン)大統領の来韓要請を受け入れたので、『必ず』韓国を訪問するだろう」と語っていた。

  習主席の来韓は、当初は上半期中に推進されていたが、コロナ事態の影響で下半期に先送りされたとの見方も出ている。中国最大の政治的な行事とされる両会(全国人民代表大会=全人代と、全国人民政治協商会議)は当初3月初めに開催される予定だったが、5月末前後に延期された。中国は両会を経て年間の政治・経済・外交の主要事案について決める。香港の日刊紙・星島日報は、全人代が5月23-30日に開催され、中国最高の国政諮問機関である中国人民政治協商会議が同月21-27日に開催されると予想した。外交当局の実務担当者の間では「習主席が上半期中の来韓に向け準備するのは物理的に無理」との声も出ている。これに先立ち青瓦台(韓国大統領府)は今月初め、習主席の上半期来韓が下半期に延期されたとの報道について「事実の歪曲(わいきょく)」として否定した。一方で邢大使はこの日、最近中国の医療関係者らが北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長を支援するため訪朝したとの報道について「よく知らない」と答えた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/28/2020042880037.html

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