物流倉庫で火災、少なくとも37人死亡 /利川

 29日、京畿道利川市内の物流倉庫の新築工事現場で火災が発生し、午後7時30分現在、37人が死亡、10人が重軽傷を負っていることが分かった。

  消防当局によると、29日午後7時30分現在、この火災で37人が死亡したことが確認された。負傷者は重傷1人、軽傷1人の計10人で、現在作業員4人が行方不明になっている。消防当局は今後の捜索で死者がさらに増える可能性があると発表した。

  火災発生当時、現場では9社の作業員計78人が作業していたことが分かった。この中で連絡が取れない人も多いという。また、骨折などの重傷者と軽いやけどや煙の吸入などによる軽傷者も発生した。

  火災が発生すると、消防当局は消防隊員151人とポンプ車など72台を投入し、消火作業に当たった。午後4時30分ごろには激しく燃えている箇所はほぼ消火し、午後6時42分には完全に鎮火した。消防当局は火災現場に隊員を投入し、捜索・救助作業を行っている。

  消防当局は火元について、物流倉庫の地下工事現場とみている。この建物は鉄骨とサンドイッチパネルからなる地上4階、地下2階の規模で、延べ面積は1万1043平方メートル。昨年4月23日に着工し、今年6月末に完工予定だったという。警察と消防当局は火災発生原因などについて調査に着手する方針だ。  消防当局と目撃者によると、火災は地下2階でウレタンを扱う作業中に突然火が噴き出したとみられる。出火した原因は不明だという。この場所ではウレタンの仕上げ作業が行われていたとのことだ。油蒸気が大量に噴き出し、爆発音とともに火が広がった。特に、火災に弱いサンドイッチパネルで火が燃え広がり、犠牲者は逃げる間もなかったとみられている。死者も主に3階で発生したという。

  この日5時30分ごろには消防当局が「現在、死者25人で、追加確認中だが、多数の死者発生が予想される」との内容をメディアに伝えた。その後、現場での捜索と救助が緊迫する過程で数字が正確に伝わらず、死者数を修正するなどの混乱もみられた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/29/2020042980316.html

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