「新型コロナ対応、安倍晋三は3不総理」

 「安倍首相、2カ月前から話してきた内容を(今日も)繰り返していますね」

  日本の安倍晋三首相が28日、 コロナ事態について質疑を行う衆議院予算委員会で野党第1党から批判を受けた。立憲民主党の枝野幸男代表はこの日、安倍首相から3メートル離れた発言台に立ち、コロナ感染を判定するPCR検査について質問を行った。これに対して安倍首相が「医師が必要と判断した患者は検査を受けられるようにしなければならない」と答弁した。すると枝野氏は「連日同じ発言を繰り返している」と指摘した。

  安倍首相は2月29日の会見で「医師が必要と考えた場合には、全ての患者がPCR検査を受けられるよう十分な検査能力を確保する」と語っていた。今月6日には1日2万件の検査能力を目標に掲げた。しかしこの目標は今も達成できていない状態だ。実際の検査件数は1日7000-9000件程度にすぎない。

  この日、日本の国会では安倍内閣によるコロナ事態への対応の問題点が相次いで指摘された。それでも安倍首相は全く動じなかった。PCR検査の遅れ、マスク支給問題などへの謝罪もなかった。

  すると朝日新聞は29日付2面のトップ記事で「安倍首相、(ずさんな政策は)見直さず、答弁はせず、(間違いを)認めない」との見出しで報じた。安倍首相は深刻なコロナ事態を「3不」で一貫していると批判したのだ。

  安倍首相の経済政策「アベノミクス」に当てつけて「アベノマスク」と呼ばれるマスク政策に関する質疑も複数回行われた。立憲民主党の大串博志議員は汚染されたマスクなど不良品が大量に発見されたことを取り上げ、この政策を見直す考えはないのか問い詰めた。1世帯当たりマスク2枚を郵便で届けるのにおよそ5000億ウォン(約440億円)が使われる。これに対して安倍首相は「マスク配布政策は効果を発揮している」と主張した。5月末までの配布完了は難しくなったが、これを認めはしなかった。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/30/2020043080018.html

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