韓国経済副首相「経験したことがない景気低迷懸念」

 新型コロナウイルスによるパンデミック(世界的大流行)による影響が経済全体に広がると懸念される中、韓国の洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相は27日の対外経済閣僚会議で、「世界経済はこれまで経験したことがない景気低迷が懸念されており、韓国経済と市民生活も前例がない困難な時期に直面している」と述べた上で、「特に世界貿易が激減し、輸出中心の韓国経済に大きな衝撃を与えている」と指摘した。輸出は年初来3月までは比較的善戦したが、4月に入ってからは前年同期比で27%減少している。

  企業の体感景気も急速に冷え込んでいる。中小企業中央会が今月、全国の中小企業3150社を対象に集計した「5月の中小企業景気見通し」によると、製造業分野の景気展望指数は64.8で、前月に比べ6.8ポイント低下した。世界的な金融危機直後の2009年2月(60)以降で最も低い数値だ。繊維(46.9→40.9)、一次金属(79.0→64.3)、金属加工(71.1→64.0)など製造業21業種のうち17業種で指数が低下した。

  韓国経済研究院が売上高上位600社を対象に実施した企業景況感指数(BSI)調査でも輸出見通しが1980年の調査開始以来最低の水準にまで悪化した。業種別では自動車(30.8)が過去最低を記録。旅行・娯楽サービス(37.5)、電子および通信設備製造業(45.5)、衣類・製靴(53.8)、出版・記録物(54.5)なども基準値(100)を大きく下回った。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/28/2020042880009.html

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