「戒厳文書事件の合同捜査団、参考人の携帯を漁って女性画像を閲覧」

 朴槿恵(パク・クンヘ)政権下の2017年に国軍機務司令部が戒厳令を準備していたとする文書が流出した「戒厳文書事件」を捜査している軍と警察の合同捜査団関係者が参考人の携帯電話のフォレンジック(デジタル証拠分析)を行い、保存されていたプライベートの写真や動画を回覧していたとする内部証言が27日までに飛び出した。被疑者でもない参考人の携帯電話から捜査とは無関係の私生活に関する情報を入手し、違法に回覧していたことになる。

  合同捜査団の一部関係者は内部の業務逸脱行為を告発するため、聞き取り記録の状態で証言を残した。本紙が入手した記録によれば、合同捜査団は戒厳文書事件の捜査がピークを迎えていた18年8月、参考人として事情聴取された現役幹部A氏の携帯電話の任意提出を受け、フォレンジックを実施した。合同捜査団は当時、捜査とは無関係な内容についても無差別にフォレンジックを行い、A氏の私生活に関する情報も復元した。中にはA氏と関連がある女性3-4人のプライベートの写真と動画が含まれていたという。内部関係者は「多数の合同捜査団関係者が興味本位でフォレンジック分析室に出入りし、(携帯電話に保存されていた)民間人女性の写真や動画を見た」と証言した。捜査関係者はA氏の携帯電話から見つかった写真を見ながら、性的な冗談を交わしていたとされる。

  合同捜査団はまた、幹部の携帯電話から得られた情報を「流出させる」と脅し、一種の「協力」を求めていた。不当に取得した個人情報を捜査に利用した格好だ。これに関連し、軍関係者は「被疑事実と無関係の電子情報は探索することができず、即時削除、廃棄しなければならないが、合同捜査団ではそうした手続きがなかったと聞いている」と述べた。国防部は「合同捜査団について、特別な立場表明はない」としている。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/28/2020042880139.html

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