サムスン電子の営業益3.4%増 新型コロナの影響限定的=1?3月

【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が29日発表した2020年1~3月期の連結決算(確報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は6兆4473億ウォン(約5650億円)で前年同期比3.43%増加した。売上高は同5.61%増の55兆3252億ウォン、純利益は同3.15%減の4兆8849億ウォン。新型コロナウイルスの感染が拡大する中でも比較的良好な業績を収めたが、同社は4~6月期の業績落ち込みを予想している。  確報値は7日に発表した速報値(営業利益6兆4000億ウォン、売上高55兆ウォン)よりも小幅に増えた。  1~3月期の事業部門別の業績を見ると、半導体事業は営業利益が3兆9900億ウォンで前年同期比3.2%減となったが、前期比では15.7%増加した。売上高は17兆6400億ウォンで前年同期比21.9%増、前期比でも5.1%増となった。  半導体メモリーは新型コロナの影響で在宅勤務やオンライン授業、インターネット通販利用などが広がったことに伴いサーバーやパソコン向けを中心に売り上げが堅調で、収益性が改善したとみられる。  ディスプレー事業は季節的に需要が減った影響などで、2900億ウォンの営業赤字に転落した。前期は2200億ウォンの黒字だった。売上高は6兆5900億ウォンで、前年同期に比べると7.7%増加したものの、前期比では18.1%急減した。  スマートフォン(スマホ)事業を担うIT・モバイル(IM)部門は営業利益が2兆6500億ウォン、売上高は26兆ウォンとなった。新型コロナの影響でスマホ販売が減り、売上高は前年同期比4.4%減少したが、高価格帯のプレミアム機種の販売比率が上昇したことから営業利益は16.7%増加した。  家電部門の営業利益は、新型コロナの影響と季節的要因により前年同期比16.7%減の4500億ウォンとなった。売上高は2.6%増の10兆3000億ウォン。  サムスン電子は、4~6月期は主要製品の需要に対する新型コロナの影響が本格化し、1~3月期に比べ業績が落ち込むと予想している。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/29/2020042980102.html

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