英国で子どもの奇病続出、新型コロナと関連か

 英国で子ども十数人が新型コロナウイルスとの関連性が疑われる原因不明の病気を患い、集中治療室で治療を受けていると英BBC放送が27日(現地時間)、報道した。英国の公共医療システムであるNHS(英国民保健サービス)が英国各地の集中治療部門勤務の医師に緊急通知を出し、「全身に炎症が出ている子どもの重症者がここ数日間、続出している」と伝え、似たような事例があったらすぐに報告するよう要請した。

  英メディアが報道したNHSの通知によると、原因不明の症状が出ている子どもたちは風邪に似た症状もあるが、体のあちこちに同時多発的な炎症が現れているという。高熱、低血圧、発疹、呼吸困難などの症状が同時に現れ、重度の痛みを伴っているとのことだ。

  このような原因不明の病気の子どもは20人に満たない数であり、その一部は新型コロナウイルス感染症の陽性反応が出ているとBBCは伝えた。また、患者の多くは川崎病(小児に発生する急性熱性血管疾患)にかかっているとの診断を受けた。NHSはこうした子どもたちの病気の原因が何なのか、新型コロナウイルスとの関連性がどの程度あるのかはまだ正確に把握できていないとしている。一部の医療関係者は「川崎病の患者が新型コロナウイルスに感染して合併症を起こしている可能性がある」という所見を出している。ケンブリッジ大学医学部のナジマ・パサン博士は「似たような症状の子どもたちがイタリアとスペインでも報告された。正確な原因が分かるには時間がかかるだろう」と語った。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/29/2020042980003.html

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