正恩氏の健康悪化説は「デマ」 韓国統一相

【ソウル聯合ニュース】韓国の金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官は28日の国会外交統一委員会で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の健康悪化説について、「特異な動向がないというのが政府の基本的な立場で、(北朝鮮内の)新型コロナウイルスの防疫状況を考慮しなければならない」として、「インフォデミック(デマの拡散)と言える。非常に残念な現実」との認識を示した。  金委員長が故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日「太陽節」(4月15日)に錦繍山太陽宮殿を参拝しなかったことに関しては「今年の金日成の誕生日に関連する祝賀宴会、中央報告大会などが新型コロナで取り消しとなった」として、「錦繍山太陽宮殿参拝計画の対象も縮小された」と言及。「特異な動向はないと自信をもって話せるほどの情報力を備えている」と重ねて強調した。  金委員長が血管手術後、東部・元山で療養しているとの報道についても「北の事情に詳しい人が見れば、偽ニュースと判断される」と否定。「CNNの報道の出所はデイリーNKの報道だと理解している。香山診療所で金萬有病院の医師が執刀したとの報道だった」として、「金委員長が香山を訪れたという話を聞いたことはなく、香山診療所は保健所のようなところで手術や施術が可能な施設ではない」と言及した。  ただ、金委員長が現在、平壌にいるかどうかの問いには「(金委員長の)動線は情報事項のため、公に話すことは難しい」と答えるにとどめた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/28/2020042880197.html

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