慰安婦被害者・故金福童さん アムネスティ特別賞受賞

【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者で、人権運動家として女性たちのために生涯をささげた故・金福童(キム・ボクドン)さんが29日、国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルの特別賞を受賞した。  アムネスティ韓国支部はこの日、旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国の市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)がソウルの日本大使館前で開いた、慰安婦問題の解決を求める定例集会にメディア賞特別賞の表彰盾などを届けた。昨年1月に死去した金さんは生前、同集会に積極的に出席していた。  これに先立ち、同支部は金さんが慰安婦被害者の名誉回復のために闘った功績を認め、「第22回国際アムネスティメディア賞」特別賞の受賞者に選んだ。  アムネスティ韓国支部のシン・ミンジョン理事長は、「金福童さんは自身が経験した痛み、残酷さが繰り返されないよう、亡くなるその日まで活動を止めなかった」と評価した。  新型コロナウイルスの感染拡大により、約2カ月にわたりライブ配信で開催されている同集会は、この日も一部の関係者のみが出席して小規模に行われた。  正義連のイ・ナヨン理事長(中央大教授)は、「女性の人権、普遍的人権問題などと関連し、日本軍性奴隷制(慰安婦)問題が正しく解決されるよう努力する」と述べた。  また「日本軍性奴隷制問題は、過去や特定の時期または特定の場所、集団の問題ではない」とし、未来の世代でも平和と正義を実現できるよう力を尽くすと強調した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/29/2020042980234.html

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