尹美香氏記者会見に慰安婦被害者「1万ウォン札1枚握らせたことないくせにずうずうしい」

 慰安婦被害者支援市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)の前理事長で、与党「共に民主党」に所属する尹美香(ユン・ミヒャン)次期国会議員が29日、国会で記者会見を開き、現在取りざたされている自身と正義連をめぐるさまざまな疑惑について全面否定した。尹美香氏は約40分間にわたる記者会見で、複数の疑惑に対して「事実ではない」と反論した。しかし、「寄付金を流用したことはない」と言いながらも、疑惑を晴らすだけの具体的証拠として個人名義口座の明細などは公開せず、一部の発言は釈明と事実が違っていた。記者会見を見た慰安婦被害者たちは「1万ウォン(約870円)札1枚握らせたこともないくせにずうずうしい」と言った。高麗大学経営学科のイ・ハンサン教授はフェイスブックに「今回の記者会見を2文で要約すると、『過ちは犯していない』『(国会議員当選を)辞退する考えはない』だ」と書いた。 ■「2014年から個人口座で募金」と釈明も虚偽の疑い

  尹美香氏は同日、A4用紙33枚分の見解文を読み上げた。これまで、野党は「尹美香氏は個人名義の口座で寄付金を集めてマンションを購入するなど、私的に使用していた」と言ってきたが、尹美香氏は「4つの個人口座で募金が行われた事業は9件で、2億8000万ウォン(約2400万円)が集まり、2億3000万ウォン(約2000万円)は事業に使い、残りは挺対協(韓国挺身隊問題対策協議会、正義連の前身)事業に使用した」と釈明した。そして、「個人名義で(募金)したのは明らかに私の間違いだ」「口座振替の明細をあらためてみると、おろそかな部分があった」と述べた。だが、その一方で「個人口座と挺対協の口座が混用されたのは2014年以降のこと」「現在のマンションを競売で取得したのは2012年のことだ。支援金を流用したという主張は正しくない」と言った。しかし、本紙の取材によると、尹美香氏がマンションの代金を支払う2カ月前の2012年3月8日から「アフリカ・コンゴ性暴力被害者支援」を名目に自身の口座で支援金を募ったという記録がインターネット・メディア「統一ニュース」に今も残っている。野党・未来統合党は「2013年にも大阪の朝鮮学校支援を求めて個人名義の口座を使用した」と明らかにした。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/30/2020053080023.html

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