今年も20億ウォン集める計画の正義記憶連帯、元慰安婦支援には5千万

 正義記憶連帯(正義連)は今年も「慰安婦被害者支援」を前面に掲げ、20億ウォン(約1億7500万円)を集める計画だ。しかし、実際に慰安婦被害者支援事業に投じられるのはごく一部であることが明らかになった。

  未来統合党の秋慶鎬(チュ・ギョンホ)国会議員が行政安全部から入手した正義連の2017-20年度の寄付金品募集・使用計画書によると、正義連は今年2月1日から12月31日までに20億ウォンを募金する内容の計画書を提出した。しかし、使用計画書によれば、慰安婦被害者支援事業に投じられるのは5000万ウォン(全体の2.5%)にすぎないことが分かった。

  具体的には慰安婦被害者を誕生日や祭日に訪問する費用、葬儀支援などに充てるとしている。これまで慰安婦被害者遺族に支給してきた「遺族奨学金」事業は今年から廃止した。正義連は計画書の募金目的の冒頭に「日本軍の性奴隷被害者の人権と名誉回復のための被害者支援事業」を掲げた。

  被害者支援に5000万ウォンを割り当てた正義連は「対外協力事業」には12億9000万ウォン(64.5%)を配分した。大半を占める11億ウォンが「金福童(キム・ボクトン)センター」事業の費用だった。正義連は昨年6月からアフリカのウガンダに故・金福童さんの希望を伝えるための施設を建てるとして、国民から募金を集めたが、今年1月に「日本政府の反対で建設ができなくなった」と主張し、募金した資金は返還せず、施設を米国に建設する方針へと変更した。「ウガンダ金福童センター」を計画していた昨年には「2億ウォンが必要だ」としていたが、今年は「米国への金福童センターの設置費用に20億ウォンが必要だ」として募金活動を行ってきた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/27/2020052780058.html

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