議員就任間近も沈黙守る慰安婦団体前代表 韓国与党内に懸念の声

【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)の前理事長で、与党「共に民主党」に所属する尹美香(ユン・ミヒャン)次期国会議員が、自身や正義連に絡む疑惑について沈黙を守っている。李海チャン(イ・ヘチャン)代表をはじめとする共に民主党の執行部は個人情報を暴くような形での疑惑提起に屈してはならないとして擁護するが、党内の懸念は収まっていない。  同党の薛勲(ソル・フン)最高委員は28日に出演したラジオ番組で、「30年にわたり慰安婦問題を全世界にきちんと伝えた功績について、あまりに(評価を)惜しむ必要はない」と述べ、功罪を正しく分けて問うべきだとの考えを示した。  先の世論調査で、回答者の約7割が尹氏は議員就任を辞退すべきだと答えたことについても、「国民が正確な事実を知り得ない状況で出た判断かもしれない」と述べた。  尹氏と正義連を巡っては、寄付金流用や不透明な会計処理などの疑惑が取り沙汰されている。尹氏は4月の総選挙で共に民主党系の比例政党「共に市民党」から立候補し、当選。両党は今月合併した。第21代国会が始まる30日に任期がスタートする。  任期開始を2日後に控えてなお沈黙を続けていることから、同党内では尹氏の問題が改革関連の立法に向けた勢いをそぐのではないかと懸念する声も強まっている。  党関係者は、尹氏の立場が分からずもどかしいとし、「党内では一日でも早く立場を示すべきだとみている」と語った。尹氏の立場表明は今週中か、来週ごろになるとみられている。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/28/2020052880187.html

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