韓国与党、尹美香疑惑に超強気の攻め…「ここで退けば進歩系市民運動はおしまい」

 韓国与党・共に民主党の李海チャン(イ・ヘチャン)代表が27日、同党の尹美香(ユン・ミヒャン)当選人(慰安婦被害者支援市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」〈正義連〉前理事長)をめぐる慰安婦寄付金流用疑惑などが浮上していることについて、「個人攻撃的な疑惑提起に屈してはならない」と逆攻勢に出たのは、「これ以上押されれば、進歩系・左派陣営全体の正当性が揺らぐかもしれない」という危機感のためと見られる。李海チャン代表は同日、尹美香氏をめぐる複数の不正疑惑について、「正義連の活動は右派の悪用の対象にはなり得ない」「あらゆる部門の自省が必要だ」とまで言った。検察の捜査などを通じて、尹美香氏の違法行為が確認されない以上、同氏を守ると宣言したものだ。李海チャン代表が攻勢に出たのは、今回の事態の性格を左派対右派の陣営争いに変えようとするものとの見方もある。

  李海チャン代表は同日午前、ソウル市瑞草区内のホテルで、第21代国会議員当選人のワークショップ開催に先立ち、最高委員会議を主宰した。同代表はこの場で、決心したかのように尹美香氏の問題について口を開いた。今月7日に慰安婦被害者・李容洙(イ・ヨンス)さんが1回目の記者会見を開いて尹美香氏の不正疑惑を暴露した以降で、初めて公の場で発言したものだった。同党は尹美香氏の疑惑が浮上した後も「検察などの調査結果を見た上で決める」との見解を出し、公の場での発言を自制していた。しかし、この日は李海チャン代表が自ら「正義連の30年余りの活動は政争の口実や悪意ある中傷、極右派の悪用の対象にはなり得ない」と述べた。これは、同党の議員全体に向かって「尹美香守護」の隊列から離脱するなという「警告」メッセージを放ったものだという解釈もある。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/28/2020052880042.html

コメント

このブログの人気の投稿

MBNの業務停止効力中断

「19世紀式の自主にかまけた586世代、20?30代の登場が望まれる」

韓国政府の救援隊がラオスに出発 医療スタッフら20人