韓国首都圏の公共施設 来月14日まで運営中止=新型コロナ拡大で

【ソウル聯合ニュース】韓国政府は28日、ソウル近郊・京畿道富川市にあるインターネット通販大手「クーパン」の物流センターで新型コロナウイルスの集団感染が発生するなど、感染が再び拡大していることを受け、来月14日まで首都圏の公共施設と大勢が集まる施設の運営を中止するなど、防疫体制を強化する方針を発表した。ただ、感染者の発生地域が限られているため、国民が日常生活を送りながら感染対策に取り組む措置(生活防疫)は維持する。  物流センターに関係する感染者は28日現在、80人を上回っている。韓国全体の感染者数は前日から79人増えた。1日当たりの新規感染者数が70人を超えたのは4月5日(81人)以来となる。  中央災難(災害)安全対策本部の朴凌厚(パク・ヌンフ)第1次長(保健福祉部長官)は記者会見で、「富川の物流センターに関係する首都圏での連鎖感染が懸念され、潜伏期を踏まえれば今後1~2週間が感染拡大を防ぐ重要なヤマ場となる」として、首都圏での防疫管理を強化する方針を示した。  首都圏にある美術館や博物館、公園、国公立劇場などの運営を中止するほか、首都圏で政府や地方自治体、公共機関が主催する行事は取りやめるか延期する方針だ。  公共機関に対しては、時差出勤や在宅勤務などを積極的に活用するよう要請した。  また、首都圏のクラブなど遊興施設には2週間の営業自粛を勧告し、防疫措置を徹底するよう呼びかけた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/28/2020052880287.html

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