【コラム】文政権は尹美香氏になぜ金バッジを授けたのか

 市民運動に取り組む方が今月7日朝、電話をくださった。「(旧日本軍慰安婦被害者の)李容洙(イ・ヨンス)さんが記者会見を開くのだが、メディアの関心が小さい」という話だった。その日は10人前後の記者が集まった。それから18日が過ぎた25日の会見には150人以上が集まった。時間が経過して周囲の反応が変わってきたため、李さんの主張にも脈絡の違いが感じられる。最初の会見では「(日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯〈正義連〉の前理事長だった)尹美香(ユン・ミヒャン)氏は国会議員(になるの)をやめて一緒に慰安婦問題を最後まで解決すべき」と話した。「慰安婦問題の解決」が中心だった。

  李さんが言う「慰安婦問題の解決」の基準は「日本政府の公式謝罪と法的賠償」だ。李さんは「千年たとうと万年たとうと解決しなければならない」と話した。これまで問題解決に向けた努力は政府と民間がツートラックで続けてきた。政府は外交交渉を通じ、民間は国際法廷と議会を通じ、謝罪と賠償を受けるために努力した。

  ここで奇妙な事実を見つけることができる。一つ目は、日本との外交交渉で、いわゆる「進歩政権」が努力した痕跡が見当たらないという点だ。二つ目は、民間の国際法廷と議会での闘争では尹美香氏の「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協=正義連の前身)の役割が何もないという点だ。「反日」に関することなら食事の最中でも跳んでくる人たちが、主戦場では陰に隠れていたという事実を、どのように解釈すべきなのか。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/29/2020052980001.html

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