期限切れたTHAADの迎撃ミサイル 同種類に入れ替え=韓国国防部
【ソウル聯合ニュース】韓国の国防部関係者は29日、記者団に対し、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」が配備されている韓国南部・慶尚北道星州郡の基地で、運用期限を超えた迎撃ミサイルを同種類のものに入れ替えたと明らかにした。 韓国国防部と在韓米軍は28日夜から翌朝にかけ、THAAD基地に装備を搬入した。 同関係者によると、入れ替えた装備は老朽化した発電機やデータ収集のための電子装置などが含まれている。入れ替えたミサイルの数は明かさなかった。 同関係者は「THAADの性能改良とは関係ない」と説明。新たなミサイル発射台は基地に搬入しておらず、韓国内に持ち込まれていないと伝えた。その上で、「兵士の生活空間(の環境)が悪いことから、施設を改善し、期限を迎えた老朽化した装備を入れ替えるため実施された」と改めて強調した。 新型コロナウイルスの感染拡大の状況などを踏まえ、人との接触を最小限にするため夜間に搬入したという。 一方、中国が香港への国家安全法制導入を採択し、米中対立が激化する中で装備の搬入が行われたことから、韓中関係への影響を懸念する声も出ている。これに対し、韓国国防部の別の関係者は「中国に事前に説明し、理解を求めた」と明らかにした。中国側が大きく反発したり、否定的な反応を示したりすることはなかったようだ。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/29/2020052980108.html
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