【コラム】「勝ったとは絶対に書かないで」

 1年前の6月30日日曜日、産経新聞は日本政府が韓国に対する半導体重要素材3品目の輸出を規制すると報道した。翌日午前、サムスン電子、SKハイニックスの調達チームは直ちに日本や台湾に出発し、日本政府は産経の報道通りに経済報復を発表した。韓国政府は慌てた。企業の役員を呼んで対策会議を開いたが、当時の出席者は「驚いた我々は日本の挑発に対する政府の対策と説明を期待したが、逆に政府は『企業はなぜ事前に知らなかったのか』と責める雰囲気だった」と振り返った。

  3カ月。それが日本の重要素材なしで持ちこたえられる期間だった。日本の規制実施直前まで調達チームはわずか3日で最大量を確保した。米国、中国、台湾で代替輸入先を探し、それでも足りずに生産現場でフッ化水素の使用を節約した。不純物を除去するフッ化水素の使用量を減らしたり、純度が低い物を使ったりした。

  大韓民国の半導体は持ちこたえた。日本の輸出規制にもかかわらず、工場は1日も中断することなく稼働した。SKマテリアルズなど素材メーカーは相次いで国産化に成功した。供給先を失った日本の素材メーカーは業績が急激に悪化した。日本の経済報復を受けて立った韓国半導体の勝利ストーリーだ。スコアは1対0だ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/30/2020063080084.html

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