【寄稿】ボルトン氏の著書は韓米同盟の生き残りを問いただしている

 ジョン・ボルトンはユニークで米国的な人物だ。公務員や職業的官僚ではなく、政治任用だけで数十年にわたり米国政府で仕事をしてきた。消防士の父親を持つ、ボルチモア出身の労働者階級のボルトン少年は、1960年代にイェール大学へ進学した。多くの同期生がリベラルな理想を追求したが、ボルトンは64年の時点で既にバリー・ゴールドウォーター(当時の共和党大統領候補。反共主義者)を支持する保守主義者だった。彼はイェール大学のロースクールに進学し、ロナルド・レーガン、ジョージ・H・W・ブッシュ(ブッシュ・シニア)、そしてジョージ・W・ブッシュ(ブッシュ・ジュニア)の各政権を経る中で、次第に重要なポストに就くようになった

  必要なときにはイランや北朝鮮の政権を武力で交代させるべきだと主張してきたボルトンを、2018年にトランプが3人目の国家安全保障問題担当大統領補佐官として選んだのは、自然な選択のように見えた。しかしボルトンは間近で見たトランプの姿に驚愕(きょうがく)し、出版を妨げようとするトランプの試みにもかかわらず、今では自分が見たことを語ると決めたらしい。ボルトンが新刊『それが起きた部屋(The Room Where It Happened)』で明かしたところによると、(トランプ)大統領は無知で、気まぐれで、無能なだけでなく、国益を私的な利益より軽視している。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/26/2020062680113.html

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