日本メディア「中国、制裁受ける北朝鮮に船で数千万ドル送金」

 北朝鮮内閣が全員会議の拡大会議を開き、平壌市民に良質の住居環境、生活用水、野菜などを提供するための「重大決定」を採択したという。内閣の機関紙「民主朝鮮」が27日に報じた。内閣が提示した特別対策は▲未完成住宅の年内完成と老朽化した住宅の補修▲清潔な生活用水の保障▲野菜の増産-などだ。

  北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は今月7日に招集した労働党政治局会議で、異例にも「平壌住民の生活保障問題」について話し合ったのに続き、人民経済の責任者が内閣の次元でその後の対応を提示したのだ。韓国統一研究院の趙漢凡(チョ・ハンボム)先任研究員は「北朝鮮が平壌市民の住宅問題から食生活に至るまで、生活条件に細かく関心を持つ背景には、経済難が深刻化し民心が動揺するのを阻止する意図があるからだ」と指摘した。

  このような中で日本の朝日新聞は28日、中朝国境の封鎖にもかかわらず、中国から巨額の民間資本が北朝鮮に流入していると報じた。対北朝鮮制裁とコロナ事態の長期化でドルが枯渇している北朝鮮が、制裁をかわし外貨を確保しようとする動きを示したものとみられる。

  同紙は「北朝鮮に投資を行う中国企業と個人は、平壌など都市の商業用建物の建設などに資金を提供し、営業が開始された際に得られる利益から定期的に配当を受け取る」と伝えた。中国は、北朝鮮の10カ所以上の養殖施設建設に1件当たり数千万ドル(数十億円)の資本を投入しているという。国連制裁によって北朝鮮には外貨を直接送金できないため、中国は船を使って北朝鮮に現金を運んでいるようだ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/29/2020062980017.html

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