【社説】「民主的な手続きは必要ない、反対意見は聞かない」 暴走する一党独裁国会
過去の軍事政権時代、与党が国会で法案を突然採決する時も、最低限の討論手続きは経ていた。法案の内容も公開された。その上で最後に強行採決を行っていた。ところが民主化運動圏が政権を握った今の韓国では、討論の手続きを無視するのはもちろん、法案の内容さえ公開しないまま次々と法案を成立させる暴挙が行われている。
韓国与党・共に民主党が昨日、国会法政司法委員会で単独採決を行った住宅賃貸借保護法改正案は、国民生活に大きな影響を及ぼす法案だが、わずか2日で国会で採決・成立した。小委員会での審査や討論などは1回も行われなかった。与党は法案の原案を思い通り修正したが、その内容を野党に伝えることもしなかった。野党議員らは議事棒が叩かれる直前になって、近く採決される法案の内容を目にすることができた。担当の議員たちさえ知らない法案が採決されるという事態が、議会制民主主義を標榜する国でどうやって可能になるのか。
民主党は前日にも国民に税負担をさらに押しつける11の法案を常任委員会で採決し、小委員会の構成など法案審査の手続きを省略した。国会が存在する理由は、国民生活への影響が大きい法案について、肯定・否定の両面からチェックすることだ。その審議の手続きを全て省略し、法案を出してからわずか1時間後に採決が行われた。「民主的な手続きは面倒」ということであり、「自分たちと違った意見は聞く必要などない」ということだ。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/07/30/2020073080070.html
韓国与党・共に民主党が昨日、国会法政司法委員会で単独採決を行った住宅賃貸借保護法改正案は、国民生活に大きな影響を及ぼす法案だが、わずか2日で国会で採決・成立した。小委員会での審査や討論などは1回も行われなかった。与党は法案の原案を思い通り修正したが、その内容を野党に伝えることもしなかった。野党議員らは議事棒が叩かれる直前になって、近く採決される法案の内容を目にすることができた。担当の議員たちさえ知らない法案が採決されるという事態が、議会制民主主義を標榜する国でどうやって可能になるのか。
民主党は前日にも国民に税負担をさらに押しつける11の法案を常任委員会で採決し、小委員会の構成など法案審査の手続きを省略した。国会が存在する理由は、国民生活への影響が大きい法案について、肯定・否定の両面からチェックすることだ。その審議の手続きを全て省略し、法案を出してからわずか1時間後に採決が行われた。「民主的な手続きは面倒」ということであり、「自分たちと違った意見は聞く必要などない」ということだ。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/07/30/2020073080070.html
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