「コロナ防疫を妨害」 韓国検察、新天地教会・李萬煕氏の拘束令状を請求

 水原地検刑事6部(パク・スンデ部長)は28日、韓国政府による新型コロナウイルス感染症に対する防疫を妨害した容疑で、新天地イエス教会の李万煕(イ・マンヒ)総会長に対する拘束令状を請求した。

  検察によると、李総会長は今年2月、新天地大邱教会を中心にコロナ事態が国内で本格的に広がった際、教団幹部らと共謀し、防疫当局に信徒のリストや集会場所について縮小して報告するなど、虚偽の資料を提出した疑いがあるという。また個人の住居地である京畿道加平郡の「平和の宮殿」新築の際、50億ウォン(約4億4000万円)相当の教会資金を流用するなど、総額で56億ウォン(約4億9000万円)を横領した疑いもある。

  これに先立ち検察は今月17日と23日の2回、李総会長を出頭させて事情聴取を行った。李総会長は1回目の聴取の際には持病を理由に4時間で帰宅したが、2回目は10時間近くにわたり聴取を受けた。検察の関係者は「李総会長の年齢と健康状態を考慮したが、拘束が難しいほどとは見えなかったので、令状の請求を決めた」と伝えた。

  検察はこの日、京畿道果川にある新天地総会本部所属の総務A氏ら3人の身柄を拘束して起訴し、4人を在宅で起訴した。彼らは李総会長と共謀し、政府に資料を提出する際に一部を故意に提出せず、また捜査に備えて証拠を隠滅した疑いもある。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/07/29/2020072980003.html

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