「一度触ったのが大罪か」 朴元淳の被害者を冷やかしたサイトに家宅捜索

 故・朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長をセクハラ容疑で告訴した被害女性Aさんに対する誹謗(ひぼう)中傷が相次いでいることに関連し、警察が、インターネットの掲示板に女性への誹謗中傷を書き込んだ「2次加害」行為を捜査するために、国内の代表的な親文(文在寅〈ムン・ジェイン〉大統領を支持する)性向のインターネットコミュニティー「クリアン」など四つのウェブサイトに対する家宅捜索を行っていることが28日、分かった。

  Aさん側は13日、被害者であるAさんを誹謗中傷した計17件の掲示物・コメントについて、情報通信網法上の名誉毀損(きそん)などの疑いで13日にソウル地方警察庁に告訴状を提出した。

  警察によると、ソウル地方警察庁は23日「クリアン」「イトランド」「FMコリア」「ディーシーインサイド」の四つのウェブサイトに対するサーバー家宅捜索令状を取得し、これらのサイトからAさんを誹謗中傷する文章の作成者情報を入手する作業を行っている。この令状は来月31日まで有効で、Aさんが告訴状で指摘した「2次加害」の被害事例を捜査するという次元で発布された。

  問題となった掲示物・コメントをサイト別に見ると「クリアン」が9件で最も多く、「イトランド」が6件、「FMコリア」と「ディーシーインサイド」が1件ずつだった。

  警察が、これらのウェブサイト側に要請した内容は▲問題の文を書いた会員の会員登録情報▲掲示物とコメント作成時にサイトにアクセスした機器に関する情報▲7月1-22日にかけてアクセスのあったIPアドレスの詳細-だという。一部のウェブサイトは関連内容を既に警察に提出していることが分かった。

  警察に告訴された文章は「呉巨敦(オ・ゴドン、前釜山市長)のときもそうだったし。女秘書Xめ、一度触ったのが大罪か。笑えるな」「もし嫌だったら早く退職すべきだろ。良かったから退職しなかったんだろう。いや、つまり秘書も楽しんだんだろ」「2次加害とかふざけたこと言っている。ホントに2次加害が怖ければ目立たないように静かに動けよ。故人の出棺日に慌てて記者会見とはね」などだ。

  警察の関係者は「2次加害者らについては情報通信網法上の名誉毀損と刑法上の侮辱罪を適用し、厳正に捜査する予定」と述べた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/07/28/2020072880251.html

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